KAWASAKI Z1/Z2を形作る部位について【フェンダー】
第七回はカテゴリ【フェンダー】について。
クラシカルなオートバイを語る上で欠かせないパーツの一つが、車体の所々に散りばめられた光輝くクロームメッキのパーツではないだろうか。
Z1/Z2ではホイールリムやヘッドライトステー、ライトリム、マフラー、フューエルキャップ、各種六角ボルト等様々なパーツにクロームメッキが施されている。
その中でも目を惹くパーツとしてフロントとリアに装着されるフェンダーがある。
本来フェンダーの役割は泥や雨水を巻き上げないようにする泥除けである。
フロントフォークのインナーチューブに飛び石が当たらないようにする重要な役割を持つ。
美しいクロームメッキフェンダーは19インチを採用したZ1/Z2の車体全体の洗練さと美しさを引き立てる。
後続車へ飛び石や雨水を巻き上げないようにする重要なパーツ。
ティアドロップ型の特徴的なタンクから美しい流曲線を描くテールカウル、そしてZ1/Z2の代名詞的なテールランプをマウントしつつ、美しく輝きながらそれらのパーツを引き立てるリアフェンダー。
カスタムで取り外されることも多いパーツではあるが、「純正スタイル」では必須のパーツである。
前後フェンダーに共通して言えることだが、フェンダーは裏側に雨水や泥が付着するため、錆が出やすい。
放っておくと表面まで腐食が進むので、定期的なメンテナンスを行いたい。
外観からはほとんど見えない縁の下の力持ち的なパーツ。
リアタイヤから巻き上げられる雨水や泥からバッテリーケースを守る。
ABS樹脂製。
リアフェンダー周りはフレームにマウントされるため多くのダンパーが使用されている。
ゴム類は経年劣化で硬化しひび割れ等を起こしやすいため、定期的に交換を行いたい。
前回のコラムでも記載したが、ゴム系のパーツは組み込む際にラバーグリスを塗布しておくと、ゴム表面が空気に触れにくくなり硬化を防止してくれる。
ラバーパーツを長く持たせるために、行っておきたいグリスアップだ。
光輝くメッキパーツはその美しさの反面、手を抜くとすぐに錆が出てしまい、無惨な姿になってしまう。
定期的なメンテナンスを行い、美しいZを維持したい。
次回はカテゴリ【足周り関連】ホイールにあたる部位についてお話します。
乞うご期待!