【よくある質問】丸鉄スイングアームをKZ系車両に装着したいんです
PMCコラムをご覧頂きありがとうございます。
お問い合わせの多い内容をご紹介します。
以前はZ1/Z2のダブルディスク化について回答しています。
https://www.win-pmc.com/pmc/wp/column_post/doubledisk/
目次
Z系のスイングアーム
今回は足回りの内容です。
Zのスイングアームといえば、鉄パイプにブラックのパウダーコートされたシンプルな形状のタイプです。
同形状のスイングアームは1985年のZ1100R辺りまで採用されていました。
アルミ製の目の字(日の字)断面の角型スイングアームなどもカスタム仕様として多数ラインナップされており、Z系でもスイングアームは様々な選択肢があります。
PMCでは純正ルックを再現しながらも、70年代レーサーを彷彿させるような補強(スタビライザー)を装備した”丸鉄スイングアーム”をラインナップ。
純正スイングアームと比較し剛性とスタビリティーを格段に向上させながらも、位置関係などはZ1純正と同様にすることで、足回りをボルトオンで装着可能としています。
丸鉄スイングアームをKZに装着したいんです
今回のよくある質問の内容です。
例えば「Z1000MK2に丸鉄スイングアームは装着できますか?」といったご質問です。
ここで云うKZというのは、リアブレーキがディスク化された1977年から1980年までの車両です。
リッタークラスというと、Z1000A1/A2、Z1000MK2、Z1R。
750ccクラスでいうと、Z750D1、Z750FX-1です。
結論からいうと
条件付きで装着可能
という返答となります。
ピボット・アクスル周りはボルトオン
基本的にZ1/Z2のリアドラムブレーキ車両と、KZ系のリアディスクブレーキ車両はスイングアームの寸法は同様です。
フレームに装着するピボット周りも、ホイールを装着するアクスル周りもボルトオンで装着可能です。
ブレーキのみ要注意
Z1系はリアブレーキがドラム式。
トルクロッドはスイングアーム下側にマウントされます。
KZ系のリアディスクブレーキになるとキャリパーが上側マウントになり、トルクロッドはスイングアーム上部にマウントされます。
丸鉄スイングアームはドラムブレーキのZ1/Z2用となるため、上部にトルクロッドマウントがありません。KZ系に装着する場合はブレーキシステムを変更する必要があります。
丸鉄スイングアーム+ブレーキキットで装着可能に
PMCでラインナップしているAP RACINGのCP2696キャリパーを装着するブレーキキット。
KZ系車両にこのキットを装着することで、丸鉄スイングアームをボルトオンで装着可能になります。
DRAFTリアフローティングマウントキットは純正と異なりキャリパーを下側マウントとし、トルクロッドはセンタースタンド取り付け部を利用します。
同時にコントロール性を重視しながら、ルックスと制動力を劇的に変化させることが出来るためカスタム度もアップ!
※センタースタンドとの併用は不可となります。
まとめ(費用)
いかがだったでしょうか。
よくお問い合わせのいただく「丸鉄スイングアームをKZ系車両に装着出来ますか?」に対しての回答でした。
ブレーキキットは使用するディスクローターによって費用が大きく異なってきます。
価格を抑えるのであれば純正ディスクローター用キット+丸鉄スイングアームでご予算は¥181,500となります。※2022年11月現在
ブレーキキットはPMCでは3パターンの内容がありますので、ぜひご参考に頂ければ幸いです。
純正ディスクローター利用の場合
商品詳細ページはこちら
250φフローティングディスクローターキット
商品詳細ページはこちら
250φ S1-TYPEディスクローターキット
商品詳細ページはこちら
スイングアームをリフレッシュしたいが、純正スタイルを大きく崩したくないという方はぜひ選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
ライダーの数がこだわりの数。
それぞれの楽しみ方で末永くZを乗りたいものですね。
最後までお付き合いありがとうございました。