COLUMN コラム

Z系メタルコアガスケットで漏れや滲みへの対策を

Z Series

コラムをご覧いただきありがとうございます。

オートバイのエンジン周りをメンテナンスする上で、毎回交換が必要であるガスケット。
交換作業時間も手間もかかる部品ですが、「もし、負担を減らすことができるガスケットがあったとすれば?」

今回はそんなエンジンカバーガスケットの画期的な製品を紹介したいと思います。

 

Z系メタルコアエンジンカバーガスケット

メリット

  • オイル滲みを大幅に低減します
  • メンテナンス性が向上します
  • 最新の高性能オイルも使用可能

オイル滲みを大幅に低減します

芯材に0.2mmのSPCC材(スチール)を採用しており、従来の樹脂系ガスケットと比較してトルクダウン(※)によるオイル滲みを大幅に低減。

さらに、発泡NBR素材(ニトリルゴム)で挟み込むことでガスケット面への追従性が向上し、高いシール性を発揮。
劣化速度を大幅に遅らせることが可能となりました。交換頻度が少なくなり、より長く本来の性能を保つことができます。

※トルクダウン:適正なトルクで締結したあとにガスケットが潰れることにより、ボルトのトルクが下がってしまうこと。

メンテナンス性の向上

ガスケット交換時に毎回出てくる悩みとして、剥離作業があります。従来の紙ガスケットでは、作業時に綺麗にはがせないことが多々あります。

剥離作業後に紙ガスケットの一部分が張り付いたままになってしまうこともあり、残りをはがそうとするのにさらに時間を費やしてしまうこともよくあります。

メタルコアガスケットの表面に使用してある発泡NBR素材(ニトリルゴム)は、ガスケット面にこびりつくことなく容易に剥離することが可能となります。
メンテナンス時間の短縮にも大きな貢献を果たせる製品となります。

高性能オイルも使用可能

新素材の恩恵として従来のエンジンガスケットでは使用出来なかった全化学合成油が使用可能になります。

旧車に対して、高性能オイルを使用するということは漏れや滲みを気にするオーナー様も多いと思います。

その不安を解消し、使用するオイルの幅を広げることが可能となりました。

各部位のラインナップ

ここまで紹介させていただいたメタルコアガスケットは、各部位の単品販売からフルセットまで用途に合わせて取り扱っています。

クラッチカバー(1972-1980 Z系)

ダイナモカバー(1972-1980 Z系)

ポイントカバー(1972-1980 Z系)

テンショナー(1972-1980 Z系、ZEPHYR750)

ポイントベース(1972-1980 Z系)

オイルパン(1972-1980 Z系)

ミッションカバー(1972-1979 Z系)

キックカバー(1972-1980 Z系)

ガスケットフルセット(1972-1979 Z系)

カバーパーツ

エンジンカバーのリプレイスメントパーツも取り扱いがあります。
ガスケットだけでなく、カバーも新調したいという方にお勧めです。

Z1/Z2ダイナモカバー

STDポイントベース

STD クラッチカバー

Z1/Z2ポイントカバー

ドレスアップカバー スペシャルポリッシュ仕上げ 

最後に

今回はガスケットに関する問題の一部を解決できる「メタルコアガスケット」の紹介をいたしました。

ガスケットは消耗品であり、乗り続けるうえで必ず交換しないといけない部品です。

その上で、より良いものをより長くユーザー様に安心してお使いいただける製品をこれからも提供し続けていけるようにしていきます。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

その他特集もありますのでぜひご覧ください。

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